毎年会社の忘年会で、宿泊券やレジャーチケット、豪華家電などがビンゴや抽選会の景品としてプレゼントされるんですが、昨年ついに当たっちゃいました!
しかも、景品は「国内ホテル宿泊券(ペア)」。
後日、総務から頂いた実際のブツはこれでした。

ドコモ ビジネスプレミアクラブ トラベルコース 「~上質なひとときを~名旅館宿泊プラン(ペア) 2016」
あー、なるほど。法人契約で貯まったポイントで交換したやつですね。
いや、経緯なんてどうでもいいんです!
7万ポイント分ってスゴくないですか!?
石川の加賀屋ホテルとかあるし、良さげな旅館ばっかり!とってもワクワクします。
妻との会議で、11ヶ月の赤ちゃん(娘)がいる&妻が無類の那須好き(というよりペニーレイン好き)という2点によって、栃木の鬼怒川にあります「鬼怒川金谷ホテル」に3月に行くことに決まりました。
当日を前に予想外の事態!!
せっかく栃木まで行くということで、鬼怒川金谷ホテルだけでなく、前日に那須に1泊しようということにしていたのですが、出発前々日夜に我が子が発熱。
子連れ旅行のあるあるだと思うんですが、いざ我が身となると、赤ちゃんが最優先というのはわかっていても、気持ちはとても残念なものです。
ただ、翌朝には平熱に戻り、その後も元気だったので、那須の1泊だけキャンセルをして、鬼怒川金谷ホテルには予定通り行くことになりました。
いざ鬼怒川金谷ホテルへ!
というわけで当日。
朝から出発して、佐野プレミアムアウトレットで買い物。
古民家カフェ「Semple(センプレ)」で昼食。



佐野プレミアムアウトレット 公式サイト Semple(センプレ) 公式サイト |
昼食後、鬼怒川金谷ホテルへと向かいます。
15時半頃到着。
チェックイン

車を駐車するとボーイさんが近づいてきて「お荷物を運ばせて頂きます」と。(おー、この感じ久しぶりです)
ボーイさんに案内されながらホテル内へ。
まずはフロントで受付。と思ったら、いきなり着物姿のスタッフさんにロビーラウンジに案内されて、
「まずはこちらでおくつろぎ下さい」とお茶とお茶菓子が出てきました!

これが高級ホテルの対応なんですね。いやホントはじめての体験です。
ここで、鬼怒川金谷ホテルのご紹介を。
1873年(明治6年)、日光東照宮の楽人(雅楽の奏者)だった金谷善一郎が、ヘボン式ローマ字の発案者ヘボン博士の助言を受け、日本最古のホテル「金谷・カテージ・イン」を開業します。
1893(明治26年)、建築途中のまま放置されていた「三角(みかど)ホテル」を買収し、日光金谷ホテルを開業。こちらが現存する日本最古のリゾートクラシックホテルとして登録有形文化財に指定されています。
1927年(昭和2年)に浅草から日光まで東武鉄道が開業したことに伴い、日光金谷ホテルの鬼怒川支店として、1931年に鬼怒川温泉ホテルが開業します。
鬼怒川温泉ホテルは、焼失や戦時中の米軍による接収を乗り越えた後、1953年に日光金谷ホテルから独立。
鬼怒川温泉ホテル株式会社の初代社長は金谷善一郎の孫、金谷鮮治(ジョンカナヤ)。その後、金谷ホテル観光株式会社に商号を変更。
(以降、金谷ホテル観光の歴史)
1971年(昭和46年)に本社を西麻布に移転。本社ビル2Fに「西洋膳所 ジョンカナヤ麻布」を開業。初代料理長はフレンチの鉄人、坂井宏行氏でした。
1978年(昭和53年)に鬼怒川金谷ホテルを開業。
2012年(平成24年)、ジョン・カナヤが愛した「渓谷の別荘」をコンセプトに鬼怒川金谷ホテル大規模リニューアル。
引用元 http://www.kanayaresorts.com/history/
平たく言うと鬼怒川金谷ホテルは、日本最古のホテルである日光金谷ホテルを開業した金谷善一郎の孫「金谷善治(ジョンカナヤ)」が始めたホテルです。
しばし美味しいお茶と茶菓子を堪能した後、チェックインをし、仲居さんに案内され部屋へと向かいます。
客室



案内されたのはスタンドード和室というお部屋。
本間(12帖)と次の間(6帖)、広縁にバス、トイレが付いています。


窓を開けると鬼怒川の音を聞きながら、温泉街、そして大自然を眺められます。
鬼怒川金谷ホテルには、洋室、和洋室などのタイプもありますが、全室リバーフロント、66㎡のお部屋なのだそうです。
さらに、露天風呂付きのスイート洋室、スイート和洋室もあります。

アメニティは一通り揃っている他、加湿機能付き空気清浄器も完備。
枕は3種(羽根・そばがら・テンピュール)より高さや硬さにあったものから選べます。

仲居さんからお風呂、食事、お部屋のことなどを聞いた後はリラックスタイム。
と思いきや、赤ちゃんが仲居さんに大泣き。
仲居さんが去った後、お菓子で気を紛らわそうとしましたが、いつもと違う部屋にも緊張したのか、グズりが止まりません。
娘は肌があまり強くないので、温泉には入らず部屋の風呂に入れたのですが、そこでも大泣きでした。

温泉大浴場
大浴場は2種類あり、夜と朝の入れ替え制です。



こちらはクラシックテイストの古代檜の湯。浴室内すべて直径2メートルにもなる樹齢2千年の檜を使ってできているのだそう。
露天風呂は狭めですが、欧州桐のサウナは広々してました。
宿泊したのが翌日平日の祝日でしたので、ほぼ貸切状態でした。





こちらはモダンな四季の湯。
大理石の内風呂と白御影石の一枚岩を使用した2つの露天風呂など全体的に広々しています。
ミストタイプの低温サウナ“テルマリウム”もあります。
温泉は、どちらもアルカリ性単純温泉です。
娘の風呂、妻の入浴、私の入浴とやっていたらあっという間に夕食の時間が来てしまいました。
夕食
ディナーは、レストラン「ジョンカナヤ」にて。惜しまれつつ閉店した前述の「西洋膳所 ジョンカナヤ麻布」の精神を継承しているそうです。
但し、ディナーはラウンジからはじまります。

ラウンジにてアミューズを頂いた後、ダイニングに移動します。


予約の際に子連れということで個室をお願いしていたところ、希望通り個室に案内して頂けました。
赤ちゃん用の離乳食の保管と温めもスピーディに対応頂けました。
が、最初10分ぐらいは大人しかった娘ですが、その後は大泣き。。もはや食事どころではありません。
妻と交互に抱っこをしながら、子供の食事と自分たちの食事を進めます。
ディナーは「金谷流懐石 ~和敬洋讃~」という懐石に洋のエッセンスを取り入れたコースです。

「摘草の頃」(前菜) 金谷玉子、桜豆腐、蛤と菜花など
とっても色鮮やかで、見た目にも楽しめます。

続いて、「花月 鬼怒川の宵」(椀物、お造り) 桜新丈白魚散し、日光湯波と旬の魚盛り合わせ
「極選」(メイン)は「とちぎ和牛のビーフシチュー」「とちぎ和牛と春野菜の蒸ししゃぶ」「旬魚と春野菜の蒸ししゃぶ」から選べます。

スタッフおすすめはビーフシチューということで、ビーフシチューを選びました。
ちなみに、プラス2,000円で「霜降高原牛ヒレ肉のグリル」「旬魚と栃木野菜の出会い」「アワビのバター焼き」にも変更可能でした。

「焼き物」 竹の子木の芽焼きと鮑のバター炒め~二色ソース添え~

「冷皿」 寄せ野菜の美味なる集い

「食事」 日光滋養米こしひかり、しじみ赤味噌仕立て、自家製糖漬け三種・季節の味噌和え

「水菓子」 とちおとめのパフェ
どれも繊細な味わいで、まさに美味でした。
特に心に残ったのはビーフシチュー。牛肉のエキスがとっても濃厚で、本当に美味しい一皿でした。
ディナーは月替わりとのことです。
デザートを食べ終わった後は、再びラウンジに戻ってティータイム。


ティータイムには、ラウンジに併設されているショコラバーで販売しているチョコレートも無料で頂けます。
ショコラトリー「ジョンカナヤ」として販売しているものだそうで、その値段なんと1個数百円の代物です。
我々は娘の機嫌が戻らないのでラウンジの利用は断念。
「チョコレートだけでもお部屋で召し上がって下さい」と言って下さり、ご厚意でどっさりとチョコレートを頂きました。
娘が寝た後、妻と二人で堪能しました。
ちなみに、ディナーから部屋に戻った時に仲居さんの手紙付きで夜食のおにぎりが用意されてました。
もちろんお腹はパンパンですが、美味しく頂きました。

朝食
朝食は、和食と洋食から選べます。


こちらは和食です。
だし巻き卵がめちゃくちゃ美味しかった。
と、そんなこんなでバタバタと過ごした鬼怒川金谷ホテル。
部屋も広くて清潔ですし、スタッフみなさん様々な心配りをして頂けたり、料理も美味しかったり、とても良い体験になりました。
ただ、行く前から薄々思ってはいましたが、正直赤ちゃんを連れていく場所ではないと思いました。
(ホテル側は歓迎ムードでしたが、他のお客さんにも気を使いますし、なにより自分たちが落ち着かない!)
またいつか夫婦でゆっくりと過ごせる日が来たら是非また来たいと思えるそんなホテルでした。
今回は利用しませんでしたが、シガーサロンやスパトリートメント、ナイトラウンジなどもあるようです。
皆さまも機会があればぜひ行ってみてください。絶対オススメです!
ホテルから鬼怒川温泉駅までは歩いて5分もかからない近さなんですが、駅前にある「バームクーヘン工房 はちや」の1日限定10本のバウムロールが美味しかったです。
はちみつ風味の生クリームをバームクーヘンでロールケーキ風に巻いた一品です。(写真撮り忘れた)
他にも、駅前にはお土産屋さんがあって、金谷ホテルで出している「金谷ベーカリー」のパンも売ってたりしました。(パンはなぜかホテル内のショップでは売っていません)
お土産屋さんではおまんじゅうを配ってたり、試食がいっぱいあったりと結構楽しめました。
それから、チェックイン後は強行で那須のペニーレインに行ってきました。



いつも通り巨大なメニューを頂きながら、大量のパンを買って帰りました。
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