ユナイテッド航空の空港ラウンジと言えばUnited Club(ユナイテッド・クラブ)がお馴染みですが、最近そのユナイテッドが本気のラウンジを増やしていると聞き、行ってきました。
その名も「UNITED POLARIS LOUNGE(ユナイテッド・ポラリス・ラウンジ)」。
ユナイテッド航空はビジネスクラスの新しいコンセプトである「UNITED POLARIS」に力を入れています。
クラス最高の快適性と睡眠を提供することを目標に、機内のシートや寝具、食事、アメニティの刷新を進めています。
ユナイテッド・ポラリス・ラウンジはそのリニューアルの一環であり、ユナイテッド航空最高クラスに位置づけ、新設されたラウンジです。
Contents
ポラリスラウンジの利用資格
- ユナイテッド・ポラリス・ビジネスクラス
- スターアライアンス加盟航空会社の長距離国際線ファーストクラス(同伴者1名まで)
- スターアライアンス加盟航空会社の長距離国際線ビジネスクラス
上記いずれかに該当する人のみ利用可能となっています。
つまり、スターアライアンスゴールド保有者はおろか、ユナイテッド航空自社の上級会員であってもビジネスクラス以上に搭乗する時以外は利用できないという非常にプレミアムなラウンジとなっています。(スーパーフライヤーズ(SFC)会員もエコノミー搭乗時は利用できません。)
スターアライアンス加盟航空会社であるANAのビジネスクラス搭乗時には利用可能です。
ちなみにユナイテッド・ポラリス・ビジネスクラス搭乗時は出発空港以外にも、乗継空港や到着空港でも利用可能となっています。
ポラリスラウンジの設置空港
ユナイテッド・ポラリス・ラウンジは2016年12月より順次オープンしており、現在のところ以下の5つの空港に展開されています。
- ニューヨーク/ニューアーク(EWR)
- シカゴ・オヘア(ORD)
- ヒューストン・インターコンチネンタル(IAH)
- ロサンゼルス(LAX)
- サンフランシスコ(SFO)
今後は、ワシントン・ダレス空港、成田、香港、ロンドン・ヒースロー空港にも開設が予定されています。
設置空港であっても利用ターミナルが違うと利用できない点には注意が必要です。
ポラリスラウンジは制限エリア(エアサイド)にありますので、制限エリア内でターミナル移動ができない空港では、出発ターミナルとラウンジがあるターミナルが一致する必要があります。
例えば、ANAのビジネスクラス搭乗時にも入室資格はあるものの、出発ターミナルが異なるためにポラリスラウンジを利用できない空港があります。
私の調査では、現在のところANA便の時にユナイテッド・ポラリス・ラウンジを利用できるのは、シカゴ・オヘア空港とサンフランシスコ国際空港のみです。
ポラリスラウンジの場所(シカゴ・オヘア空港)
というわけで2019年2月、シカゴ・オヘア空港のユナイテッド・ポラリス・ラウンジを訪れました。
シカゴ・オヘア空港のユナイテッド・ポラリス・ラウンジは第1ターミナルのエアサイド、地下道を渡った先にあります。
地下道からコンコースCの1Fに上がってすぐC18ゲート付近にあります。
ANAは通常C10ゲートだそうなのでイレギュラーがなければラウンジすぐ近くが搭乗ゲートということになります。
私は出発前の14時頃に訪れました。
ポラリスラウンジの内装
カウンターで搭乗券を見せて入室。
少し歪な造りではありますが、開放的な空間が広がっています。
1席1席のスペースがしっかり取られていて、ゆったりとしています。
ライティングが非常にお洒落ですね。
こちらは最奥のシート。
シートのタイプも様々あり、こちらは一人用のソファ席。
窓際ソファ席。
食事を摂る時は、ブッフェテーブルに近いこちらのテーブル席が使いやすそうです。
モダンでスタイリッシュ、お洒落な印象でした。
ポラリスラウンジの食事
ポラリスラウンジでは、ラウンジの定番であるブッフェ形式の食事に加えて、ダイニング形式でも食事を頂くことができます。
ダイニングサービス
テーブル毎にウェイターが付き、オーダー後に調理した料理を頂くことができます。
私が到着した時は2席ほど片付け待ちの状態でしたので、5-10分ほどで案内してもらうことができました。
通常のテーブル席と半個室タイプの席、あわせて20席ほどだったと思います。
(席数は少なめなので時間帯によっては混雑しているかもしれません)
席に案内された後、お水とメニューを渡されました。
メニューも品数は少なめですが、前菜からメインまでコース料理のように注文することも可能です。
(左側が朝食、右側がランチ・ディナーメニュー)
デザートもありました。
朝食のパニーニが重たかったこととこの後の機内食に備えるべく、控えめに注文しました。
ビールはクラフトビール含めて3種類オススメされました。
「サラダはありますか?」と聞いてみたところ、「シーザーサラダはどう?」ということでこちらが出てきました。
こちらは一押しらしき「ユナイテッド・ポラリス・バーガー」。
想像通りアメリカンサイズで、機内食を控えている身にはかなりヘビーでした。(特にフライドポテトが)
味はかなり良かったです!!
ANAのダイニングhには及びませんが、空港ラウンジでこういった食事を頂けるのはテンションが上がりますね。
なんせ無料ですから。
ブッフェ
ブッフェテーブルの方もかなり充実のラインナップでした。
(ディスプレイがお洒落)
オードブル。
ホットミールもお肉やお魚など複数種類。
デザートの一部。
フルーツは丸ごとw
スナック類。
見るだけでしたが、どれも美味しそうでした。
ポラリスラウンジのアルコール・ドリンク
ポラリスラウンジにはバーカウンターが設置されていて、お酒はこちらでオーダーします。
ビール、シャンパン、ワイン、プレミアムスピリッツ、カクテルなどなんでもあります。
カクテルですとこんな感じでオーダーに合わせて作ってくれます。
もちろんお酒も無料です!
ソフトドリンク系はこんな感じのラインナップです。
ポラリスラウンジの設備・サービス
シャワールーム
シャワールームがありましたので、利用してみました。
きちんと清掃されていて綺麗でした。
アメニティは部屋への備え付けではなく、シャワールーム前の受付で指定したものだけもらうことができました。
仮眠室
3部屋だけですが仮眠室(扉は無し)もありました。
トイレ
トイレはなんと全室個室です。
非常に綺麗で驚き。
トイレの通路が「ポラリス(北極星)」をイメージした演出になってました。
コンシェルジュデスク
航空会社ラウンジの定番コンシェルジュデスクもありました。
終わりに
ユナイテッド航空が本気で取り組んでいるユナイテッド・ポラリス・ラウンジ、ANAスイートラウンジには及ばないもののANAラウンジは軽く超える、かなり良い感じのラウンジでした!
成田空港も開設予定のようですので、ホノルル路線などの深夜便の時はANAラウンジよりもこちらの方がいいかもしれません。
非常に楽しみです!
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