住宅ローン借り換えのタイミングは今?1月の金利を比較

最近、住宅ローンの借り換えや固定金利への切り替えのタイミングは今じゃないと言い続けている私ですが、私自身は昨年春に固定金利が少し上昇した時期に固定金利に変えてしまいました。

当時は、アメリカの利上げ観測と消費税増税影響は少ないから日銀が出口戦略を考え始めているという噂が出てまして、金利の低下は底を打ったと判断したからです。

その後、再び金利は低下しましたので、結果今ものすごく後悔をしています。

10年固定金利にしてしまったので、金利がさらに下がるようなら借り換えを検討してみようと考えていたところ、1月になって大手銀行で動きがありましたのでご説明したいと思います。

 

 

2016年1月は史上最低更新が続出

2016年1月の住宅ローン金利は史上最低を更新した銀行が続出しました。

変動金利
(最優遇)
10年固定金利
(最優遇)
35年固定金利
(最優遇)
備考
三菱東京UFJ銀行 0.625% 1.1%
(当初下げ)
1.69% 当初下げ後は店頭金利より最大-1.1%
7大疾病保障は別途費用
みずほ銀行 0.625% 1.05% 1.77% 優遇幅は常に最大-1.85%
8大疾病保障は別途費用
三井住友信託銀行 0.625% 0.75%
(当初下げ)
当初下げ後は店頭金利より最大-1.4%
8大疾病保障は+0.4%
住信SBIネット銀行 0.569% 0.83%
(当初下げ)
1.67% 当初下げ後は店頭金利より-0.7%
8大疾病保障は無料、手数料2.16%
イオン銀行 0.57% 0.79%
(当初下げ)
当初下げ後は店頭金利より最大-1.6%
8大疾病保障は+0.3%、手数料2.16%
ソニー銀行 0.889% 1.017% 団信加入の場合は+0.2%
保証料ゼロ&手数料4万円
フラット35 0.94%~1.54% フラット35S 金利Aプランで当初10年0.94%
手数料と団信保険料がWで必要

 

一番大きな動きは、三菱東京UFJ銀行とみずほ銀行が最優遇金利を一気に0.15%下げたことです。他行も若干の下げがありましたが、これによって一気にネット銀行との差が縮まりました。

借入の手数料2.16%を気にしなければイオン銀行は変動も10年固定も圧倒的に低い上、当初引き下げ後の優遇幅も大きく良さそうです。

8大疾病保障を付けることを前提にするなら、生涯変動を貫くなら住信SBIネット銀行(8大疾病保障は無料付帯)、変動・固定の切り替えを行うならみずほ銀行(8大疾病保障は無別途費用)が好条件です。

全期間固定ならフラット35。金利Aプラン適用なら当初10年は0.94%です。借入時の手数料と団信保険料の負担が大きいのが痛い。ちなみにフラット35Sの金利優遇を受けられるのは1月29日申込分までです。

 

今後の金利変動

2016.1.8 日本10年国債利回り

年初から中国景気不安、上海市場混乱、サウジvsイラン、さらに北朝鮮の水爆実験と悪材料重なりまくりで、株価暴落、国債が買われて金利低下という状況になってます。

今日のアメリカ雇用統計はそこそこ良い結果、というか悪くはないと思うので為替は少し持ち直すと思いますが、引き続き円高要因が尾を引きそう。

そうなると黒田日銀総裁のサプライズ緩和観測が上がってくるので、当面金利上昇は無いものと思われます。

したがって、引き続き住宅ローンの借り換えもまだ時期ではないと思っています。

 

P.S

今回、借入しているみずほ銀行の優遇幅が1.7%⇒1.85%に上がりました。これ自体は私が恩恵を受けれるものではないですが、最近の国債金利の下がり方が異常なので、6月に固定にしたことを本当に後悔しています。

皆さんは是非慎重にご検討下さい。

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